『諦める力』諦めることは悪いことじゃない。為末大に学ぶ生き方戦略

 

相談者カピバラ
「あきらめる」ってネガティブな印象の言葉だけど諦めることって本当に悪いことなのかしら?

もり氏
うーん一概にはいいとは言えない気がするけどなぁ。今回はそんな「諦める」と言う日本人が毛嫌いしそうなワードを元400mハードル日本代表、同種目で世界選手権で2度の銅メダルを獲得した為末大さんの著書『諦める力』から学びましょー!

 ☑️本記事の内容

『諦める力』諦めることは悪いことじゃない。為末大に学ぶ生き方戦略
❶諦めるって、悪いこと?
❷『諦める力』に見る為末大の考え方
❸ いつ辞めたって良い

✅本記事の作成者について

もり氏
✅マンガアプリ【アル】でライターしてます。ライティング関連やマンガ、プロレスなどエンタメ系の記事を投稿しています
もり氏
まずは為末大さんのプロフィールをどうぞ!

為末大プロフィール

1978年生まれ、2001年エドモントン、2005年ヘルシンキの世界選手権において400mハードルで銅メダルを獲得。

2012年に25年間の競技生活から引退後、一般社団法人アスリート・ソサエティ、為末大学などを通じ、スポーツと社会、教育に関わる分野での活動を行っています。

ツイッターフォロワー数は2020年5月現在約48万人!!

 

諦めるって、悪いこと?

まずは、本書のテーマでもある「諦めることは、悪いのか?」について考えてみましょう。

諦めるをネガティブな意味で捉えている人が大多数

諦める、という単語にネガティブなイメージを持っている人は多いでしょう。

それもそのハズ、私達は諦めないこと、最後までやり遂げることが美しい、という価値観を植え付けられて生きてきたからです。

でも、諦めるって、そんなに悪いことなのかなぁという疑問は私の中に随分昔からありました。

むしろ、諦めてはいけないという概念がある意味呪いのように自分を縛っていたおかげで、無理を続けた結果、あるタイミングでやめておけばよかったことを長々と引っ張ってしまって余計に苦しい思いをした経験が何度もあったのです。

そんな時見つけたのが、こちらの一冊。

為末大さん著『諦める力』です。

諦めるってワードなのに帯に映ってる為末さん、めっちゃ良い笑顔!

これは諦めるには何かしら大切な意味が隠されているに違いない、ということで早速購入しました。関係ないですが、現役時代の侍ハードラーって響きが好きでした😊カッコいい、、

元五輪選手が、諦めるを推奨している?!

冒頭から、元オリンピアンが『諦めること』を推奨していて驚きます。

え?と思いつつも読み進めると、そこにはその理由がしっかりと書かれているのです。

この内容は誰にでも当てはめることの出来る普遍的なものなので、別段スポーツに取り組んでいる人でなくても取り入れることの出来るメソッドです。早速解説していきます。

 

諦めることの本質

諦める、ということは、元々の意味として「思い切る」「断念する」という、私達が一般的に諦めるという単語に持つイメージの他に「あきらかにする」「つまびらかにする」という意味が含まれているそうです。

本来、決してネガティブな言葉ではなく、「諦める」とは物事をしっかりと「明らめる」ことなのです。

さらに、諦めるの「諦」には悟りという意味を持つのだそう。ふむふむ。

 

この事実だけでも、諦めるということが、ただ何かを断念するというだけの言葉ではないのだと感じられるのではないでしょうか?

 

 

『諦める力』に見る為末大の考え方

為末さんは諦めることを力という言葉で表現しています。諦める力を得ることでどのような効果を得られることが出来るのでしょうか。早速みていきましょう。

目的と手段の違い   

本書では、諦めることは手段であって目的ではない、と記されています。

元々100mの選手だった為末選手は、18歳の時に当時の監督から100mのエントリーを取り消され、勝てる確率の高い400mハードルへと転向することになります。

100mは陸上の中でも最も競争の激しい、選ばれしトップ中のトップしか栄冠を勝ち取ることのできない、非常に狭き門なのだそうです。

最初は、陸上の花形である100mを諦めることに葛藤した為末選手ですが、次第に、自分の心の奥底にある目的は「勝つこと」であると悟ります。

 

自身の体格、能力、周囲の状況から見て、どこで勝負することが1番勝つ確率が高いのか、盲目的に努力すれば夢は叶うと信じても、実際にそれを信じて負けていった人間がどれだけいることか。

それならば、自分の本来の目的である「勝つこと」を達成するために、自分が勝ちやすい場所を見極めて移動する、そのために今戦っている場所から離れること、そこで戦うことを諦めることは、決して勝負を投げている訳ではないですよね。

向いていないと言ってくれる人の大切さ   

お前にそれは向いていないよ、と言われると、たいていの人は腹を立てるでしょうか?為末さんは、向いていないと言ってくれる人の大切さを本書で力強く説いています。

早い段階で自分はこの種目に向いていないということを教えてもらうことで、軌道修正が可能になるという考え方も出来るのではないでしょうか。

22歳で次の道に進むのと、35歳で次の道に進むのでは、どちらが修正が効きやすいでしょうか。答えは言わずもがなですよね。

 

オレランキングというプラットフォームを作る   

いい子」という言葉があります。誰かが作った既存の価値観、既存のランキングを最重要視して、その通りの人生を歩もうとする「いい子」。その狭い価値観と、苛烈な競争の中で生きるよりも、自分で構築したオレ的ランキングを軸にして生きてみては?というのが著者の提言です。

自分のフィールドを構築して、既存の競争から脱却する生き方の方が生きやすいという視点は今の日本人に必要なものなのではないかと感じますね。

 

いつ辞めたって良い。だから人生は面白い

「陸上なんか、いつ辞めたって良い」。

これは為末さんのお母さんが息子に送った言葉だそうです。

過度な期待を息子に背負わせなかったからこそ、いつ辞めてもいいんだから、もう少しやってみよう、と為末さんは陸上競技を、そこまでしんどくならずに続けることができたのだそう。

それくらいの気負わない気持ちで今アナタが励んでいる仕事に臨めたら、もっと人生楽に生きれる気がしませんか?

 

他者評価、自己願望で曇った世界に生きるか

周りからの評価を気にしたり、自分のあまりにも高望みな願望を叶えるために疲弊した人生を送っている人に、本書は一つの疑問を投げかけてくれます。

そんな世界で無理して背伸びして生きていくことは諦めて、等身大の自分を肯定して生きることで、見えてくるものがあるのではないでしょうか。

私も、既存の価値観に苛まれていた自分を諦めて、世間体はさておき、自分が楽に生きれる場所を模索することを大事にしようと思いました。

物事を明らかにする力を養って、自分の世界を生きれば良い

諦めるは「明らめる」。そう、物事を明らかにする力を養うことができれば、きっと世の中もっと楽しくて、もっとアナタに優しくなると思います。そんなことを教えてくれる一冊が「諦める力」です。

目の前に現れたハードルを超えるような気持ちで、一歩踏み出してその物語に手を伸ばしてみては如何ですか?

👆の例えがいまいちヨクワカラン!という人も、もっと深く「諦める力」を学びたい!と思ったら是非本書を手にとって見てくださいね✨

為末大さんが登場された『サイボウズ式』メディアの記事がとても興味深い内容ですのでこちらも是非読んでみてください✨

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ABOUTこの記事をかいた人

愛媛県出身ライティングやブログの知識や、プロレス、読書など 趣味からエンタメの話なども公開していきます! 何かしら読んでいただいた方のプラスになる記事を沢山作れるよう に頑張りますので、何卒よろしくお願い致します(^ ^)