
良いアイデアが思いつかない、、来週の会議までに5個提案をしなければならないのに何も考えつかない。。きっと誰にでもあると思います。

そんな時、この本が役に立つこと請け合いです。

今回ご紹介する本です。
『考具』という、一見聞き慣れない言葉ですが
この考具とは、アイデアを考えるための道具です。
本記事では、もっと多くのアイデアを生み出す為の助けになるアイデアの素を作る道具が様々登場してくるので仕事でアイデアを産み出す必要がある人のみならず
何かしらの物事を考えることがある人、=ほぼ全ての人に当てはまる、役に立つ本と言えますので、早速解説していきます。
アイデアとは?
そもそもアイデアというものの本書での定義は『既存の要素の新しい組み合わせ以外の何者でもない』ということです。
これはブックカフェが本屋✖️カフェの掛け合わせであり、AKB48がアイドル✖️選挙の掛け合わせ、コインランドリーに撮影スペースを設置することで、メルカリ✖️クリーニングの掛け合わせ
という例からも分かる通り
世の中のアイデアは既存の要素が組み合わさって新しい価値が提案されているというものです。
全くのゼロからアイデアを創り出さなきゃ、、、とは考えなくていいということだと僕は捉えました。掛け合わせを考える、既存のものを繋ぎ合わせることがまずはコツです。

考具1 カラーバス
ここからは実際に考具について幾つかご紹介していきます。
1つ目はカラーバス。カラーバス、って何?色付きの🚌?そもそも色がついてないバスがあるのかという話ですが、違います。
1日の初めに、今日のラッキーカラーを決めます。例えば、今日のラッキーカラーを赤に決めて、家を出てから見えて来る風景をメモしていきます。
普段何気なく見ていた景色の中に、昨日までは気にも留めていなかった赤がたくさん登場することに気がつきます。
SEEからLOOKに変化することで、様々な気づきを得られる。なんでこの物体は赤色をしているのか?どういう意図があるのか?ということまで深掘りすると新たな発見に繋がります。

2 聞き耳を立てる
ん?盗聴?かと思われそうですが、電車の中やフードコートなどのエリア、隣のグループが話している何気ない会話にアイデアのヒントが溢れていたりします。

3 ちょいメモ
ふと思ったこと、気づいたことをちょっとしたメモに留めておきましょう。これは直接手を動かして書く、ということでイザという時にその内容を思い出すことが出来ます。
更に身体全体で演じてみる、声を出してみるということも有効です。自分で体験することで新しい発見が出来るものです。他者目線に立つことでアイデアを産み出すことにつながります。

4 本を読む
本を読むことで自分になかった知見を学ぶ。超重要です。
本の中で自分に意味のある重要な部分はたったの4〜11%です。全ての内容を読み切って、どれだけの内容を覚えてますか?って話なのです。
自分に本当に必要な部分だけを抽出出来るように読み方を工夫する、見出しを見て自分に落とし込めそうなところから読む、なども良いですね。

5 マンダラート
これは非常にいいなぁと感じたのですが、何も書いてない9つの四角で囲まれたマンダラを書きます。
そのあと真ん中にテーマを書いて、その周りの枠に関連する思いついたアイデアワードを入れていきます。
さらにその後、思いついたアイデアのうちの1つをもう1つマンダラを作成して、派生ワードを埋めていくことで、あら不思議。アイデアがこんなに沢山出て来たわ状態になります。
これを繰り返すことでアイデアは無限に登場していきます。その際重要なのはアイデアの素になる要素が一つのテーブルの上に乗っかっていることです。

頭にある情報やヒントが目の前にあることが重要なのだそうです。この点を意識してマンダラートをやる際は注意しましょう。

成功するのは行動に移した人
その他様々アイデアを産み出す考具の紹介がなされている『考具』。それでも、実際に本書の内容を実践に移せるのは1%程度です。99%の人は実際に習慣に出来るまで行動しないのですね。
なので、成功するのは簡単です。行動する1%の人間になれば良い訳です。行動しないことはリスクです。
最後に
1個1個のアイデア自体にそこまで価値はないというのが最近の自分の見解です。
アイデアは出し続けて実践し続けて見ないとどれが当たるか分からない、ガトリングガン的なものではないかと(なんだその例え)。

なので、数を出せるようになれば、圧倒的量をこなすことで質を向上させることも可能です。可能だと信じましょう。
そんな可能性に溢れた自分になるための『考具』を手に入れられるこの1冊。万人にオススメしたい良書です。
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